グラフィックデザイン学科で、どのようなことを勉強しているのですか?
現在は、教授やほかの学生といろいろな作品を共有しながら、「日常のなかにある、わかりにくいもの」や「多くの人に知ってほしい事柄」などを、自分にしかできないデザイン表現をすることで、自身の考えをアウトプットする方法を学んでいます。また、デザインする対象物を知ること、相手の立場になって考えること、一つのアイデアにとらわれず多面的に見ていくことなど、デザイン表現以前の物事に対する考え方も学んでいます。
ACAを取得しようと思った理由は?
ACAのことは、毎年4月に行われている学科全体のオリエンテーションで初めて知りました。Adobe のIllustratorとPhotoshopは、グラフィックデザインを学んでいくうえで必要なアプリなので、偏った知識でデザイン作業を進めていくよりも、各アプリの便利な機能を知ったうえで制作していくほうがデザイン表現にプラスになると考え、ACAを取得しました。また、資格取得によって自分の制作物に自信が持てるのでは・・・という思いもありました。
どのような勉強方法で試験に臨みましたか?
IllustratorとPhotoshopは、1学年の前期の授業で基本的な使い方を学び、その後のデザイン制作等でも実践的に使っていましたが、受験勉強には、主に対策テキストを活用しました。テキストをよく読んで、その直後に実際に操作しながら覚えていく−−。これを繰り返しました。その他にも、コントロールパネルやメニューバーなどを日常的に意識的に開くようにして、どのような機能があるのかを細かく把握して何度も試しました。
実際に受験した印象を教えてください。
試験には、機能や操作についての問題だけでなく、デザイナーに必要な基礎知識などが問われる選択問題なども含まれているので、デザイン制作を進めていくうえで必要とされる総合的な考え方を試されている感じがしました。それでも、回答を重ねていくうちに手応えが感じられ、自分に力がついていることが実感できました。
資格を取得してもっとも良かった/役立ったことは?
日々感じているのは、作業の効率アップです。いままで知らなかった機能を積極的に使うようになったことで、作業時間が格段に短縮化されたので、その分、デザインの質のほうに意識と時間を割くことができています。
“自分が感じたことをカタチにする方法を学びたい”という思いをもってこの学科を選んだので、卒業後は、「デザインを通じて、より多くの人に思いが伝わる」という楽しさを積み重ねていけるようなクリエイティブに携わっていければと思っています。
※掲載内容は2017年5月取材時のものです。