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ACA推奨コメント:東北芸術工科大学 田中 康博さん

【教育機関】:大学 グラフィックデザイン学科 教授

写真:東北芸術工科大学 田中 康博さん

デザイン制作に不可欠なスキル
授業履修後の習得確認として
ACAを推奨

東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科
田中 康博さん(教授)

2014年度からACAの取得を推奨。
必修授業『デジタル表現演習』履修後のスキル確認として

東北地方初の芸術系大学として1992年に設立された本校は、今年で創立25年を迎えました。現在は、芸術学部(4学科)、デザイン工学部(6学科)、大学院という構成のもと、約2,400名の学生が在学しています。私が担当するグラフィックデザイン学科は、“ 五感すべてを活かす ”をテーマに、教員は全員、現役のデザイナーが指導にあたっています。そのため、カリキュラム内では、企業と連携した商品開発やデザインの取り組みをはじめ、地域と協同で企画運営に携わる機会が多いことも大きな特徴です。

現在のグラフィックデザイン学科の学生は264名(1年生/68名、2年生/65名、3年生/68名、4年生/63名)ですが、ACAは、グラフィックデザイン学科の1年生と2年生を対象に、Illustrator とPhotoshopの資格取得を2014年度から推奨しています。

学生は、入学してすぐの1年前期に、“ 日常生活のツールとしてのコンピュータリテラシー系の演習 ”の授業として、『コンピュータ基礎演習』を履修します。そして後期になってから、“ グラフィックデザイナーとしてのアートワーク制作に必須の、AdobeのIllustratorとPhotoshopの基本的な知識と技術を習得する演習 ”の必修授業『デジタル表現演習』を履修します。ACAは、この『デジタル表現演習』を学んだ学生が任意で受験するといった位置づけになります。

無駄のない使い方をマスターできる。
アプリと併せ、パソコン操作全般に対する自信も育む

IllustratorとPhotoshopの操作については、デザイン制作に不可欠なこれらのアプリが使いこなせないまま、前に進むわけにはいきませんので、簡単な知識や操作方法をテストする「到達度確認テスト」は、開学3年目の1994年から行ってきました。今もこのテストは実施していますが、ACAは、「1. Adobeがオフィシャルに認定している」「2. Webで試験終了と同時に結果が出る」「3. カテゴリー別に採点結果が表示される」の3点が、学生にとって利点があると考え新たに加えました。

また、最初の頃に、Adobeアプリの操作スキルを習得しておくことで、「我流の使い方」「偏った知識」「非効率的な使い方」などの、使用頻度が高くなるにつれて現れてくるマイナス面が回避でき、より無駄のない使い方をマスターできるという考えもありました。

ACA取得のための特別な支援は設けていませんが、参考となるテキストの貸出、学校のマシンを使った学習、試験直前の簡単な対策講座(希望があれば)などは実施しています。資格の取得は任意なので、推奨当初のACA受験者は10名程度でした。それでも、第三者の評価によって“ 自分の習得具合を客観視できる ”というのは、学生にとって良い機会だと思いますし、また、取得後の学生を見ると、グラフィック系のアプリのみならず、パソコン操作全般に対する自信が育まれている印象があります。

最近では、多くの作品づくりを通じてアプリに慣れた2-3年生のACAへの取得意欲が高まりつつあり、2016年度は40名弱の学生が挑戦し、ほぼ全員が資格を取得しました。なかでも3年生は、面接で尋ねられた際は“資格”として答えられるので、スキルに関しては自信をもって就職活動に臨めているようです。

※掲載内容(所属団体、役職名等)は、2017年4月取材時のものです。

東北芸術工科大学 ロゴ

授業風景

グラフィックデザイン学科では、グラフィックデザイン/広告/エディトリアル(編集)/WEB/イラストレーションと、多角的な分野を学びます。卒業生は、デザイン事務所や広告代理店をはじめ、ゲームプロダクションや総合職(企画・開発)、教員など、さまざまな領域で活躍しています。