ACA世界学生大会2014 決勝戦結果

世界中から延べ11万7千人の学生が参加したACA世界学生大会決勝戦が、2014年7月27日(日)~31日(水)(現地時間)にアメリカ・ディズニーランド(カリフォルニア)で行われました。
決勝戦の課題は、非営利団体「Kiva※」から仕事を依頼されたと想定して、ポスターを制作しました。
1日かけて完成させた作品を、Kiva、アドビ本社、大会主催のサーティポートの審査員により、デザイン性、技術、コンセプト等について、評価が行われました。
結果、日本代表は第9位。日本代表のコメントや決勝戦の模様をご紹介します。

※ Kivaは、貧困を緩和するために、融資を通じて人々をつなぐことを使命 とする非営利団体です

ACA世界学生大会 2014 | 日本代表コメント


  • <ACA世界学生大会2014 第9位>
    女子美術大学 2年 髙瀬 有美子さん

    日本代表に選ばれた時は、嬉しかったですが、それ以上に世界に挑戦できるということにとてもワクワクしました。
    決勝戦の作品は、言葉が通じなくても伝わりやすいデザインにしようと考えていました。決勝戦まで海外作品やポスターを観ながら作品のイメージを膨らませたり、ソフトを扱う技法を練習していました。
    1日かけての決勝戦を終え、自分でも分かるくらい手応えは良くありませんでした。実力の半分も出せず悔しい気持ちでいっぱいでした。
    決勝戦の期間中は、他国の代表との交流で多くの刺激を受けました。特に外国の方々の陽気な雰囲気がとても楽しかったです。しかし、話したいことや伝えたいことが伝わらず、もどかしい気持ちでいっぱいでした。各国の選手の表現方法の違いにとても興味がもてました。アメリカの町並み、ディズニーランド内の装飾や水と光のショーには、とても感動しました。
    今回の決勝戦に参加してデザインを世界共通で楽しめたことは良かったです。
    私にとっての決勝戦は悔しく、苦しい経験でした。今までの自分から大きく生き方や人生観が変わるきっかけになるものだと思います。今回の経験をバネにして、再度、何かの形で世界に挑もうと思います。

2014 決勝戦の模様