第3回目となる今年のACA世界学生大会は、世界47カ国から延べ8万8,000人以上の学生がエントリーし、その中から選ばれた17か国33人のACA学生代表が、8月9日(日)から12日(水)に米国ダラスで開催された決勝戦に臨みました。
決勝戦課題は、非営利団体の「Room to Read(ルーム・トゥ・リード)」からバナー制作を受注したとものと想定し、各国代表の学生たちは、決められた時間内にバナーをデザインしその技術とデザイン性、創造性を競いあいました。
その結果、Li-Hsin Hsu さん(台湾)が見事世界第1位、Tiffany Onderstall さん(南アフリカ)が第2位、Maria Valarezo さん(エクアドル)が第3位となりました。
ちょうど私の作品のポスターにあるように、夢みたいです。
資格を取るように勧めてくれ、たくさんの支援をいただいた学校と先生、家族に感謝しています。
(台湾のACA配信会社の「IT Elite」から)
台湾では毎年、東西南北の各地域で予選大会を行い、それから台湾全体の決勝大会があります。チャンピオンを目指し、代表の決定から丸一年かけて準備し、とにかく熱心にがんばってきました。
今回の受賞は、私の人生で最高の出来事です。
この団体は南アフリカでも活動しているので、提供された写真の中から南アフリカの子供の写真を使いました。字の読み方を教えてもらった黒人の女の子の写真です。それをアイデアのベースとし、使用指定のあった黄色と緑の2色を基調の色として使いました。その上に「教育は世界を変えることができるけれども、特にまず自分自身の世界を変えることができる」という私が考えたメッセージを加えて、作品にしました。
私はインテリアデザインとグラフィックの勉強をしています。将来は家具のデザインとグラフィックを扱う自分の会社を起業したいです。
10位以内に入れると思っていなかったので、3位になりとても嬉しいです。決勝戦前、先生と一緒にデザインしたりして準備しました。ルーム・トゥ・リードについて調べた時、気づいたことがありました。人は知らない、知識や教育などの土台がないことに対して怖れを感じたりするのかなと。「怖れることなく自分を表現する」というのが私の作品のメッセージです。
私にとって認定資格の持つ意味は、まさにそれと同じで、認定資格があれば不安を持たずに表現できます。高校を出てから産業デザインの勉強をしてきました。車などのデザインです。認定資格を取得したことで、世界に対して自分の存在を示し、自分のアイデアを伝えることができます。そして、デザイン会社のようなところで働くこともできるので、とても意味のあることだと思います。