2019年7月28日(日)から7月31日(水)にかけて、米国ニューヨーク(ニューヨーク州)のニューヨーク・マリオット・マーキスにおいて、ACA世界学生大会2019決勝戦が開催されました。
第7回目となる今大会は世界 65か国、延べ20万4千人を超す学生が参加しました。決勝戦に進出した27か国、50人の各国代表は、非営利団体の「NABU (ナブ) 」の課題(インスタにアップする画像・メールバナー・ポストカード)の3点を8時間で制作するという課題に取り組み、その技術とデザイン、創造性を競いあいました。
その結果、Leong lat Panさん(マカオ)が見事世界第1位、第2位は、Frank Romeroさん(ペルー)、Kevin Johnsonさん(スウェーデン)が第3位となりました。また、審査員以外の各国ディストリビュータが投票して選ぶ「一般投票賞(People’s Choice)」には、Nguyen Thanhさん(ベトナム)が選ばれました。 また、日本代表の小林 紗雪さんは第10位に入賞し賞金250ドルが贈られました。決勝戦の詳細は、「決勝戦レポート」をご覧ください。
「日本代表」という肩書きを背負っての決勝戦出場でしたが、「いつもやっていること以上のことはできない」と考えて、あくまで普段と同じ姿勢で制作に取り組むことを意識しました。
今年の課題が例年出されるポスター制作でなく、「インスタグラムに投稿する画像、電子メールバナー、ポストカード」の3点でと聞いて少し驚きましたが、とにかくクライアントの制作指示に従うことと、いつも通り自分の作品を作ることに集中しました。
クライアントのロゴやフォント、カラー、画像処理の指示は、自分が考えていたよりも詳細に決められていました。指示と異なった部分が無いように細心の注意を払いました。これからデザインの仕事に携わる上で、これらは非常に良い、貴重な経験になりました。
「もっとこうすればよかった」という反省はいくらでもありますが、悔いのない作品制作ができたと思います。
順位発表前に他の学生の素敵なイラストや力強いキャッチコピーが描かれた作品を見て、「こんなやり方や考え方があったのか」という沢山の発見があると同時に、「こんなに多彩な技術・センスを持つ学生が多数集まる中、入賞は無理だろう」と諦めかけていました。だからこそ表彰式で10位入賞の発表を受けた時は、大きな驚きと喜びを感じました。少し時間が経った今も、ACAに参加した50名という多数の学生の中で10位という順位を付けていただいたことを、とても嬉しく思っております。
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