ACA世界学生大会2015 決勝戦レポート

ACA世界学生大会2015の決勝戦は2015年8月9日(日)~12日(水)に、アメリカのダラス(テキサス州)にあるテキザンリゾートホテルアンドコンベンションセンターにて開催されました。今年は日本代表は該当なしのため参加はありませんでしたが、現地の様子を写真とともに紹介します!

出発前:課題発表

  • Room to Read
    決勝戦は、Photoshop、Illustrator、InDesignを使い、クライアントとなる企業や団体から依頼を受けたものと想定をした上で、制作物をその場で1日かけて完成させていきます。決勝戦出発の10日ほど前に2015年のスポンサーは、開発途上国における識字率の向上と教育における男女平等を目指す非営利団体である「Room to Read(ルーム・トゥ・リード)」に決定したことが、世界中の代表に向けニュースレターでアナウンスされました。
    審査は、創造性、技術力、クライアントからの指示や意向に沿っているか、Room to Readのビジョンやメッセージをどれだけ伝えられているか、などの各方面から行われます。
    この発表から決勝戦までの間、各国代表はこの課題に向けて準備を進めていきます。

    Room to Read
    Room to Read 日本語サイト

2015年8月9日 決勝戦前日

  • 参加登録
    お昼の12時から決勝戦の参加登録が行われます。各国代表は大会スタッフに米国到着を告げ、「Student Competitor」と書かれたACA代表用のIDカード、世界学生大会決勝戦用Tシャツ、アクティビティ用のグッズなどを受取ります。
    また、試験当日使用するノートPCにインストールされているAdobeソフトの使用言語を再確認し、明日の試験に備えます。

    南アフリカ代表TiffnyさんのIDカード
    南アフリカ代表TiffnyさんのIDカード

  • 歓迎レセプション
    夕方17時から各国代表を歓迎するレセプションパーティが始まりました。明日の決勝戦を控えた中で多少の緊張はあるものの、世界チャンピオンを目指して集まった若き学生デザイナー達は多くの国の学生たちとの交流を楽しみました。

    南アフリカのACA代表とMOS日本代表
    南アフリカのACA代表とMOS日本代表

2015年8月10日 決勝戦当日

  • 開会セレモニー
    朝8時から決勝戦の開会セレモニーが行われ、大会を主催するCertiport社のあいさつをはじめ、今回の課題提供スポンサーであるRoom to Readからは同団体の活動や「Thanks to Education」というメッセージのもとに支援してきた子供の数が1000万人に到達したことを記念してバナー制作を行うことなどが紹介されました。

    Room to Read スティープ・コックス氏
    Room to Read スティープ・コックス氏

  • ACA決勝戦、試験会場の様子
    試験時間は、9:00~18:00。この時間内に作品を仕上げます。昼食、休憩は自由にとれますし、作品が完成すれば早く退出もできます。 試験開始と同時に、各国代表に作品のテーマ、作品の寸法をはじめ、使用できる画像(写真、ロゴマークなど)、ウェブサイトのURL、テーマカラーなどその他必要な情報が説明されます。

    試験会場の様子
    試験会場の様子

  • 課題はRoom to Readのバナー制作
    前もってWindowsかMacを指定して用意してもらったマシンには、各国代表の母国語のアドビソフト(Photoshop、Illustrator、InDesign CC版)がインストールされています。また、素材加工用にペンタブレットも用意されています。
    各学生は、与えられた課題と向き合い、思い思いに自分のイメージをデザインし、形にしていきます。

    バナー制作に真剣に取組む学生達
    バナー制作に真剣に取組む学生達

  • 参加賞として全員にペンタブレット!
    今年はWacomのINTUOSがペンタブレットとして用意され、出場者全員にプレゼントされました。

    プレゼントのペンタブレットを持ってにっこり
    プレゼントのペンタブレットを持ってにっこり