ACA世界学生大会2015 決勝戦レポート

2015年8月11日 審査&アクティビティ

  • ACA決勝戦作品 審査風景
    審査にあたっては、デザイン業界からのメンバーほか審査員が、各出場者の創造性、技術力のほか、クライアントからの指示や意向に沿った内容になっているか、クライアントのビジョンやメッセージをうまく伝えているか、などの点に基づいて審査を行います。そして、それぞれの作品が獲得したスコアに基づいて順位が決定されます。

    アドビの教育プログラムリーダーであるテイシー・トロウブリッジ氏は、「このACA世界学生大会は、創造性豊かな新しい才能に出会える絶好の機会ですので、毎年参加するのが楽しみです。世界中の若者たちがACA認定資格を取得し、キャリアの成功に必要な創造性と技術力とを披露するのです。彼らの将来の活躍を楽しみにしています。アドビも、この大会でルーム・トゥ・リードと組み、実在する団体の意味ある活動を支援するというリアルな課題を提供できたことを、とても嬉しく思います。」と話していました。



  • 一般投票賞(People’s Choice Award)
    また、すべての作品は決勝戦会場前のロビーに展示され、出場者以外のイベント参加者の投票によって選ばれる一般投票賞(People’s Choice Award)も選出されます。
    多くの人の心をつかんだ作品に与えられるこの賞を取ることは、デザイナーの卵としてはとても励みになります。

    ロビーに展示された各国代表作品
    ロビーに展示された各国代表作品

  • 学生アクティビティ
    一方、作品が1日かけて審査されるこの日、ACA各国代表はMOS各国代表と一緒にアクティビティに参加します。日中は、ウォーターパークでスライダーを中心としたプールで遊び、夕方から「サークル・オブ・ランチ」という牧場で、テキサス流の食事、投げ縄、アルマジロレースや決闘体験、トラクターに乗っての牧場周遊、本場のロデオ観戦などを楽しみました。

2015年8月12日 表彰式

朝食の後、8時から表彰式のリハーサルが行われました。各国代表としての表彰状が全員に授与されますので、その受け取り方をみんなで練習します。

  • ACA表彰式
    9時からはいよいよ本番の表彰式。まず各国代表として参加したことを表彰する表彰状授与が行われ、そのあと10位から順番に作品入賞者が発表されます。会場正面の大型スクリーンに作品とともに代表国名と名前が次々に映し出され、司会者が名前をアナウンスします。 4位までが発表されたあと、入賞者に与えられる賞品があらためて紹介され、いよいよ3位から1位までの発表です。
  • 3位:エクアドル代表、Maria Valarezoさん
    名前が呼ばれた瞬間、引率者と抱き合って喜ぶMariaさん。
    3位には、賞金1,000ドル、銅メダル、表彰状、Adobe Creative Cloudの1年間のライセンスが授与されました。

  • 2位:南アフリカ代表、Tiffany Onderstall さん
    信じられないという表情で、涙をこらえるTiffanyさん。
    表彰台では、笑顔で記念撮影。
    2位には、賞金2,500ドル、銀メダル、表彰状、Adobe Creative Cloudの2年間のライセンスが授与されました。

  • 1位:台湾代表、Li-Hsin Hsuさん

    彼女の名前がスクリーンに映し出されると、台湾の旗を振りかざして、本人よりも大喜び?の引率者のみなさん。

    1位には、賞金5,000ドル、金のトロフィーカップ、表彰状、Adobe Creative Cloudの3年間のライセンスのほか、Canonのカメラ(EOS)など副賞が授与されました。

    来年の決勝戦は、2016年8月7日から10日にかけて、フロリダ州、オーランドのディズニーワールドで開催されます。来年こそは、ACA日本代表と一緒にチャンピオン目指してフロリダを訪れたいと思います。